デイサービスのご利用者に美味しいお野菜を食べてもらいたい!そらまめファーム

埼玉県ふじみ野市

土壌サンプル採取日

2025年9月13日

土壌診断 項目

1.全炭素量(C)、全窒素量(N)、C/N比
2.菌根共生率、菌根菌胞子数
3.一般生菌数、大腸菌群数、大腸菌数

土壌診断 証明書

土壌診断 レポート

考察

■日本土壌インベントリーには米川ファームの地質データはありませんが、米川ファームの地質が隣接農地の「腐植質厚層アロフェン質黒ボク土」と同等であると仮定して考察します。
■米川ファームの全炭素量は51.7g/Kgは、隣接農地の地質標準値(40.8g/Kg)に対し1.27倍の値でした。全炭素量は、圃場に投入された有機物の量と、それらを分解し、難分解性有機物に変換する土壌生態系(土壌微生物、土壌動物)の働きの程度を反映しますので、米川ファームでは営農活動を通して比較的多くの有機物が圃場に投入され、それらを分解/循環させる土壌生態系も有効に機能していると推察されます。
■多くの土壌細菌が生息し(一般生菌数:土1gに5900万個)、圃場に投入された有機物の分解を通して作物の生育を支えると共に、上述した様に土壌炭素の蓄積にも貢献しています。
■アーバスキュラー菌根菌の菌根共生率、菌根菌胞子数ともに極めて少ない値でした。したがって、自然の仕組みの活用という点では課題があります。
■菌根菌不在の要因は、➀過去の農薬使用の影響、②過去に実施された土地改変による土壌攪乱の影響、③十分量の肥料や堆肥の施用により土壌中に豊富な無機養分が存在すること、などが考えられます。
■大腸菌最確数は検出限界以下で、病原性細菌による作物汚染リスクは無く、農作業も安心です。

土壌診断結果を受けて(米川さんコメント)

今回土壌診断をお願いした畑は、私たちが耕作を初めて4年になります。以前は耕作放棄地でした。

草を抜きスコップで地中に埋めることから始めましたが、有機栽培を目指し、手に入る様々な微生物資材と肥料といえば米ぬかくらいで、野菜達はそれなりに育ってくれました。

圃場のほとんどがマルチ栽培で、通路は防草シートを使って雑草を極力生えさせない方法をとっています。加えて防虫ネット・不織布・ポリトンネル・遮熱ネットなどの資材を使っています。これは作業者全員が高齢でほとんどが手作業ですので、できる作業に限界があるからです。

この度の診断の結果、微生物と栄養も十分ある土壌であることがわかり、努力した結果が出て安心した反面、菌根菌(この名前初めて知りました)が殆どいないことをしり、これまで疑問に思ってきた事象への答えがあるかもしれないとふと思ったことがあります。

この圃場で現在苦労しているのは、防虫ネットをかけていても発生するアブラムシの被害です。肥料も米ぬかくらいですので、チッソ成分はそれほどないはずなのに、どうして?

菌根菌について調べていくうちに、菌根菌とそのパートナー細菌にはアブラムシ防除につながる可能性があることを知り、これからは積極的に菌根菌を増やすべくアブラムシとの戦いに挑んでいきたいと意欲がわいてきました。

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