土壌サンプル採取日
2023年5月22日
土壌診断 項目
1.全炭素量(C)、全窒素量(N)、C/N比
2.菌根共生率、菌根菌胞子数
3.一般生菌数、大腸菌群数、大腸菌数
土壌診断 証明書
土壌診断 レポート
考察
■この圃場は非常に多くの有機物(炭素)を含み、土壌細菌も多く生息しています。そのため、有機物が土壌細菌により効率よく分解され、作物への養分供給能力が高い圃場と推定されます。
■C/N比はやや低めですが、生産物に窒素過剰の影響が見られなければ問題ないでしょう。
■菌根菌は不在でした。原因は農薬の影響、及び/又は、土壌中に水溶性リン成分が多いことが考えられます。菌根菌は一度消失すると外部から導入する以外に再生手段はありません。菌根菌を活用する農法に関心がある場合は、原因の排除と併せて、菌根菌製剤の投入が必要になります。これによって再定着が可能になると期待されます。
土壌診断結果を受けて(松坂さんコメント)
限られた調査項目の土壌診断結果を、栽培方法に直結させた活用は難しいと感じます。ただし、菌根菌資材の販売元に対して結果を提示することや、環境貢献度を提示する場面でCO2貯留量の結果を活用することはできるかもしれません。