土壌サンプル採取日
2023年8月14日
土壌診断 項目
1.全炭素量(C)、全窒素量(N)、C/N比
2.菌根共生率、菌根菌胞子数
3.一般生菌数、大腸菌群数、大腸菌数
土壌診断 証明書
土壌診断レポート
考察
◼︎地域の標準炭素量に比べ土壌炭素量が多く、有機物が豊富な圃場です。一方、一般生菌数(生きた細菌数)は有機圃場としてはやや少ないことから、投入した有機物を十分に分解利用できていない可能性があります。土壌細菌の増大にはC/N比の高い堆肥が有利なので、植物由来の堆肥の併用検討をお勧めします。
◼︎菌根菌は不在でしたので、自然の仕組みの利用という点では課題が有ります。菌根菌不在の要因は、①残留農薬、②過剰施肥が考えられます。菌根菌再生に関心が有れば、不在の要因を排除した上で菌根菌製剤の施用を行うと良いでしょう。
◼︎大腸菌は非検出で、病原性細菌による作物汚染リスクは無く、農作業も安心です。
土壌診断結果を受けて(中里さんコメント)
色々と勉強になり、ありがとうございました。
土壌の成分分析をおこなったことはありますが、細菌数を調べたことはなかったので、結果を知ることができてよかったです。
写真)土壌サンプル採取時の「西の沢」空芯菜圃場(2023年8月14日)
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