写真)生物多様性調査の様子
調査期間
2026年6月17日
調査目的
野立ての太陽光発電所(太陽光パネルの間や周辺/太陽光パネル直下)の生物多様性を調査する
調査対象地
長野県飯田市山本にある「山本おひさま広場メガさんぽ発電所」
生物多様性調査レポート
取り組みのご紹介
山本おひさま発電所では、選択的な草刈りを行うことで敷地内に自生する草花やそこに集まる昆虫を守る取り組みを行っています。

写真)草を地際ではなく膝下で刈る
この発電所では年3回社員による草刈りを行う中で、背の低い草花が残るよう地面から10cmほど残して高めに刈り、繁茂するイネ科の植物は積極的に刈り取る工夫をしています。


写真)左:フェンス際は手で刈る、右)環境省の準絶滅危惧(NT)に指定されている「カザグルマ」
発電所内に自生するカザグルマやノカンゾウ等、残した方が良い地域在来の植物は印を付けることで刈り取らないよう注意して保全しています。
また、地域の植物保全団体に協力をいただき、発電所内の植生調査を実施することで植物種を把握し、管理方法検討に活かしています。



写真)左:ノカンゾウ、中央:ルリシジミ、右:カナヘビ
生物多様性調査結果を受けて(北原さんコメント)
調査いただいたところ、想像以上に多くの植物が自生していることが分かり驚きました。中にはこれまで気が付いていなかった希少な植物も自生しており、新たな発見となりました。
一方で植物の内訳を見ると地域在来植物ばかりでなく、外来植物が多く含まれていることも分かりました。これまでは残していたフランスギクやハルジョオン等の外来植物は、今後刈り取っていくことで地域在来植物の花畑に変わるよう管理していきたいと思います。
今回調査いただいた結果を踏まえ、発電所が電気を作るためだけの場所ではなく、里山の豊かな自然を守っていく場所となるように管理方法の検討を続けていきたいと思います。