美味しさ 健やかさ ワクワクのECO農を実践するZund耕園

滋賀県高島市

土壌サンプル採取日

2023年5月26日

土壌診断 項目

1.全炭素量(C)、全窒素量(N)、C/N比
2.菌根菌胞子数
3.一般生菌数、大腸菌群数、大腸菌数

土壌診断 証明書

土壌診断 レポート

考察

■豊富な土壌有機物を含み、多くの土壌細菌が生息しています。土壌細菌は有機物を分解し、養分を作物に提供するとともに、それ自体が養分のプールとして働くので、作物生産に有利な環境が整っている圃場です。また、土壌窒素量も適正範囲にあります。
■菌根菌が多く生息していることは特筆すべきです。菌根菌は作物の根と共生することによって成長し、菌糸を土壌中に張り巡らせ、土壌中のリンや水分を供給して作物の成長を助けます。この菌根菌の機能を最大限に活用できる条件が備わった圃場と言えます。
■極少量の大腸菌が検出されましたが、野生動物の糞由来の可能性も有ります。農作物や農業従事者の方に対する影響はない数値です。

土壌診断結果を受けて(小野原さんコメント)

現在使用している圃場から引っ越しが必要なため、新しい圃場の土壌診断をお願いしました。新圃場は事前情報で「痩せて肥沃ではない」「たい肥をたくさん入れる必要がある」と言われていて心配していましたが、土壌診断結果を見て、想像していたよりも良い土壌であると感じました。菌根菌が豊富に生息しているということで、それを活かすために肥料の量を試験的に調整することも検討したいと思います。秋にアーティチョークとルバーブを作付けする予定で、来年の5月に収穫となります。収穫前にアーティチョークが菌根菌と共生しているか、調べてみたいですね。

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